（交渉編）私の夫は浮気がバレて、別居しました。
浮気夫・そして標的である浮気女の出勤は
既に確認している。前日の打合せで、提案が
あった女性の実家マンションを朝から監視中。
両親と思しき2人は、確認済み。
依頼者と合流するのは16時。
それぞれの勤務先付近、追加で監視中の実家、
分散して周辺で待機する。
最終的な確認を依頼者とする。
1.相手の挑発に乗らず、事実関係の確認に
終始し、決して暴力などの行為にならぬこと。
1.事実関係を確認にした時点で、謝罪を要求、
うっ積した想いを全て吐き出す事。
1.相手へ怒りを口頭で吐き出した後、具体的な
損害賠償を要求する事。
不安がピークなのか、何度も飲み物を飲み
ながら、質問を重ねる依頼者。
17時過ぎに、実家で待機しているstaffから
父親らしき人物の帰宅の連絡が入る。
実家は、浮気女が事実関係を否定した際に本人
確認を行う為の準備。
交渉の様子によっては、staff自ら訪問する
可能性もある。
18時を回った頃、ほぼ同時に私のスマホ2台が
着信を知らせる。
それぞれの勤務先から浮気夫・浮気女共に
退勤してきたようだ。
夫は会社の同僚と共に、帰宅路とは真逆方向へ
予定通り懇親会のあるビルへと消えた。
一方、標的である浮気女、近くのスーパーと
本屋に立ち寄り、マンション方向へ。
依頼者と私も、予定していた接触場所付近で
浮気女の車両を待つ。
そして・・・・・・
その時はやってきた。
女性の車両が近づく。
買い物袋を下ろすために、後部座席のドアを
開けたと同時に依頼者と共に近づく。
『すいません、○○さんですよね。』
交渉が始まった。
